摂食障害は病気じゃない!?

摂食障害(過食症・拒食症)を生きて
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摂食障害は病気じゃない!?


摂食障害が、病気なのか、本人の甘えや単なる心の弱さが原因なのか…。
表面的な過食症・拒食症のイメージから、本人の意思で過食している・拒食しているとか、本人のワガママであるとか、意志が弱いだけだとか、そう思っている人も多いと思います。


私は、過食が止まらず、本当に本当に苦しんでいるときに、ある病院に自ら入院したいという問い合わせをしたことがあります。
もう、このままでは私は壊れてしまう。自分で自分を刺してしまいそうだと、自分が恐ろしくなったのです。
それに、とにかく1キロでも痩せたかったのです。
痩せなければもう死んでしまうと思いました。
痩せるか死ぬかしかないと、完全にそう思っていました。
ですから、私は精神科ではなく、肥満科のある病院に電話しました。
過食の人も対応しているとネットに書いてあったからです。
とにかく藁をもつかむ思いで電話しました。
すると、医師本人が電話に出てくださるとのこと。
先生と話し始めて、「私は摂食障害なんです。その治療で入院したいんです」と言いました。
すると、先生はイライラした様子で「あのねぇ〜。摂食障害なんていう病気は無いんですよ。分かります?」と、一気にまくし立ててきたのです。
「結局ね、あなたと周りの人との違いは何なのか、分かりますよね。あなたもダイエットがきっかけだったんでしょ?みんなは痩せたいとか思ったら、きちんと食事をして、運動もして、綺麗にしていますよね。食べ続けながら太りたくないなんて、それは完全にあなたの甘えですよ。」
ということを言われました。
このときの、私のショックは言葉では表すことができません。
途中からは涙がぽろぽろとこぼれて、言葉を発することができず、先生の声を聞きつつ携帯を手からぽとっと落としてしまいました。
もう、死ぬしかないと思いました。

*今考えれば、きちんと通院して精神科への入院を考えるべきだったのに、電話をする先を間違ったなと思います。ですが、「医師」という立場の人からこういうことを言われて、私は本当に本当にショックを受けました。


また、あるときは摂食障害専門医というお医者さんからとても冷たくされたこともあります。
摂食障害治療で有名だという病院に、母が地図を片手に車で2時間かけて連れて行ってくれた時のことです。
そのときも、母も私も、もうどうしていいのか分からず、とにかく治療のヒントだけでも、「いつかはきっと治る」というその言葉だけでも聞いて帰りたい、そんな思いでした。
特に、そのときの母は私以上に追い詰められていたと思います。
待合室で1時間以上待ちました。
そして、やっと先生と話せると思ったら、私の症状を簡単に聞いたら、「あなたの家からじゃ通えないでしょう?他のとこに行ったほうがいいですよ。」
その一言で終わりです。
母はそれでも、「こちらの先生が摂食障害治療で有名だと聞いてきたんです。何か治療についてアドバイスをください。私達の家から通える範囲で良い病院知りませんか」と、必死で聞いていました。
先生は「病院は知らない。」の一点張り。
なんというか…私は母と先生のやり取りを聞いていて、ものすごく母がかわいそうになりました。
あぁ、こんな思いをさせてしまっている…。と、ものすごい罪悪感に駆られました。
料金支払いを待つ間、私は「おかあさんごめんね」となみだ目で何度も言っていました。
この先生が、摂食障害治療で本当に効果を上げている先生だったとするならば、もっと違う対応があったのではないでしょうか。
当然、私も母も、私の家から通うことができないことは分かった上で相談に行っているのです。
摂食障害になった本人も家族も、八方塞になってしまうことがあります。
どれだけ追い詰められて病院へ足を運んだのか、もっと考えてもらいたかった…そう思います。
本人もとてもつらい状況にあるのですが、その家族もまた本当に苦しんでいます。

摂食障害は病気ではない。本人の甘えだ。本人が選択し行動しているのだ。
そんな偏見や知識不足による対応の不備は摂食障害の人たちを追い詰めてしまいます。
摂食障害が病気ではないとするならば、それは本人の人格の問題だということになってしまいます。
すると、病気である本人はどんどん孤独を感じ、「自分が悪いんだ。自分の人格がおかしいんだ」と、自分を責め、追い詰めてしまいます。
病状が悪化してしまうことにもなりかねません。
もちろん家族も同様に苦しむことになってしまいます。
一方で、、拒食症患者さん本人が、自分が病気であることを認めたがらない場合もあり、そんなときは周りが本人の言葉を鵜呑みにせずきちんと対処し、治療に向けて動き出すよう促さなくてはいけないと思います。

確かに、拒食症なのか、単なるダイエットにいきすぎなのか…過食症なのか、本人の意志の弱さなのか…見分けるのは難しい場合もあるのかもしれません。
ですが、摂食障害は病気です。
今すぐ治るとか、この薬を飲めば治るとかいう病気ではありませんが、正しい治療をすればきっといつかは治ります。
もちろん理解ある医師もたくさんいらっしゃいます。

周囲の方々も、ぜひ正しい知識と本人への愛情をもって接して欲しいなと思います。


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■病気の概要■
一般的なイメージ
摂食障害の分類
 ├ 過食症とは(診断基準)
 ├ 拒食症とは(診断基準)
 └ 特定不能の摂食障害とは
*摂食障害の捉え方
 ├ 摂食障害は病気じゃない?
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■身体への影響■
嘔吐・下剤乱用による身体的影響
拒食(やせ)による身体的影響

■心の症状と行動■
考え方の特徴
* 心の症状

 ├ 偏った病識(過食症)
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 ├ もう一人の自分と心の葛藤
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 ├ 引きこもり
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