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万引き・盗みは、摂食障害患者さん、特に過食症の人には比較的頻度が高く現れる症状です。
衝動的に行ってしまう人もいれば、すでに習慣化してしまったという人もいます。
栄養不良やストレスが、衝動への耐性やコントロールを低下させてしまうという場合もありますし、実は、母親や周囲への抵抗・訴えである場合もあります。
過食嘔吐を繰り返す人の場合、過食にかけるお金は、大変な額になってしまいます。
結局吐いてしまうものにお金をかけるのはもったいない…そういう思いから盗んでしまう人もいます。
私が実際に知り合った人の万引き・盗みに関する例を紹介します。
Aさん
過食と拒食を繰り返しているAさんは、初めて万引きしたとき、お金を持っているにもかかわらず、コンビニで菓子パンを大量にバックに詰めて、店を出てしまいました。
激しい過食衝動で頭がいっぱいになって、「買わなくては」とか、「見つからないようにしなくては」とか、全く頭に無かったそうです。
店を出ようとしたところで店員さんに声をかけられ、号泣してしまいました。
Bさん
彼女は、万引きを繰り返していました。
過食衝動に駆られて盗ってしまうこともあればあれば、意図的に行っていることもあるようでした。
何回も店員さんに見つかり、家族が呼び出されたことがあるそうです。
彼女は、ただ切実に母親に、家族に助けを求めているように感じました。
彼女は「自分の親は、自分のことを何もわかってくれない。心配をしてくれない。私に対して本気になってくれない。」と言っていました。
自分に目を向けて欲しいと心の底で願っているのではないかと思います。
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