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拒食症患者さんは、自分自身が体重をコントロールし、望どおりに痩せていることで、自分自身に自信を持っていることがあります。
一見するとあまりに痩せすぎてかわいそうなくらいなのに、本人は、他の人がなかなか成功しない減量に自分は成功していることで、勝ち誇った気持ちすら抱いていることがあります。
しかし、拒食症患者さんが持つ自信というのは、体重の数字のみに頼ったものであり、本当の自分自身に対しては自信がありません。
摂食障害の患者さんは、周囲が持つ自分への評価に人一倍敏感です。
本当の自分自身のままだと、自分は全く評価されない、誰にも好きになってもらえない、自分には何も無い、というような感じがしています。
ですから、痩せることでその自信のなさや寂しさを埋めよう、自信の無い自分を隠そうととしています。
拒食症患者さんは痩せることに成功しているので、自分の評価=体重・体型として考え、痩せた自分に自信を持ちます。
ですが結局この自信は見せかけのものであり、自信の無い自分・さびしい自分を隠すためのものなのです。
一方、過食症患者さんは、過食衝動を自分がコントロールできず、異常なほど食べまくってしまい、それまではうまくいっていた生活が、過食によって支配されて不自由なことが生じてくることで、それまでの自分が築いてきたものが崩れるような感じがして、自身を喪失します。
過食をする自分自身は、とても惨めで情けなく、今までの自分とは別人のように思えます。
自分はこんな人間だったのかと、自分に失望し、過食した後は自己嫌悪に襲われます。
過食がひどくなり、精神的にも不安定になることで、それまで築いてきた人間関係や学校での勉強、会社での仕事なども、うまくやりこなすことができなくなります。
そうすることでますます自信を失っていくことになります。
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