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管理人の個人的考えのコラムです。
医学的根拠も何もありません。

副産物に目を向ける〜結果よりプロセスを楽しもう〜


私は今までの経験で、副産物こそ人生の大いなる実りなんだ!結果よりプロセスにこそ宝物は落ちているんだ!ということを感じています。
そのお話です。

 副産物って何?

副産物という言葉を調べると、
1. 目的とする産物の生産過程で,付随して得られる他の産物。
2. 転じて,ある物事の発生や進展に伴って起こった他の物事。
とあります。
簡単にいえば、
本来の目的にたどり着く途中でゲットした他のもの。
ある出来事によって偶然ゲットした他のもの。

みたいな感じでしょうか。

みなさん、自分の日々の生活とか、過去の出来事とかの副産物に目を向けていますか?

 無駄嫌いな人は結果しか見えていない

私は、副産物になんてまったく見向きもしていませんでした。
どういうことかというと…
私は、すごく「無駄」が嫌いでした。
「有意義」とか「効率的」「合理的」こそベストだと信じてきました。
ですから、待ち時間が大嫌いでした。
事前に待ち時間があると分かっている場合は、その時間を無駄にしないよう、事前に本を準備するとかいうことを必ずしていましたが、突然の待ち時間に遭遇すると、すっごくイライラしました。
こんなことをしているくらいなら、別の有意義なことをしたいと思って、イライラしていたんですね。
他にも、「無駄な出費」が大嫌いで、自分の目的外のことにお金を使うのが異常なほど嫌だったり。
「今日は○○をする」と決めたら、その予定を絶対に狂わせたく無くて、他のことを拒絶したり、予定外のことが起きて自分のやりたいことができなかったらパニックになったり。
あと、「ダイエットする」と決めたら、そのためには友人との付き合いも、ゆとりある時間も、自分が本当にやりたいこともすべて投げ打って痩せることに集中したり。

みなさんはそういうことありませんか??

こういう「無駄が嫌い」「有意義なことが好き」というのは、「結果」にこだわった考え方ですね。
自分が欲しい結果以外は目に入らなくて、そこにたどり着くまでは一直線。
そういう状態です。

こういう姿勢だと、一生懸命頑張ったのに自分が欲しかった結果が手に入らない…となると、すごく落ち込みます。
頑張ったのに、何も手に入れていないように感じますし、すべてが無駄だったように感じると思います。
結果が○か×かで自分の成果をはかるので、×だったときはそれまでの過程すべてが×になってしまいます。
そして、結果しか見えていないと、結果が得られそうにないことにはチャレンジすらできなくなっていってしまいます。

これは、すごくもったいないことなんです。
副産物に気付けていないせいで不必要に落ち込んでしまうし、自分を責めてしまうし、かえって「有意義」から遠のいてしまうんです。

 私が得てきた副産物エピソード

私は、これまでに副産物で大切なものをたくさん得てきました。
例えば大学生のころ、私は日本語教師に憧れて、ダブルスクールで講座に通い、日本語教師の資格をとりました。
しかし結局、私はこれまでに一度も日本語教師として働いたことがありません。
この出来事、結果だけ見ればすごく無駄だったことになりますよね。
講座の料金、すーごく高かったんです。もったいなかったなぁと、ちょっと思ったりします。
でも、私はこの講座に通ったおかげで、すごくすごく大切な友達ができました。
今でも仲良くしてもらっています。
それに、日本語教師になるための勉強はすごく面白くて、日本語のことを改めて考えたり、異文化理解について学んだことは私の視野を広げてくれています。
今の私の財産になっています。
このように、大切な友達ができたり、自分が新たな視野を得ることができたのは、本来の「日本語教師になる」という目的から外れた、副産物ですよね。

他にも、
初めはダイエット目的で始めたマラソンがあまりに楽しくて、大会に出たりするうちに新しい友達ができたり。
大会に出るためにいろいろな土地に行って、楽しい経験ができたり。

髪を切りに行った美容室で、そこのスタッフの子の笑顔と接客があまりに素敵で、こういう人になりたい!っていう目標ができたり。

運動のためにウォーキングしてたら、途中で可愛い犬を連れたご近所さんに会って、犬を触らせてもらえて嬉しくなったり。

雨のせいで予定していたピクニックに行けなくなったけど、代わりに家のお掃除とかお洗濯をする時間もできたし、たまっていたビデオも見れたし、お昼寝までできたし。

これらは、すべて副産物です。
本来の目的にたどり着く途中でゲットしたり、ある出来事の結果偶然ゲットした実りです。
こんなにたくさんの副産物が、私達の日々の生活の中にはあふれかえっています。
でも、それに気付く力が無いと、せっかく得たものも見えなかったり、副産物すら手に入れられないことになってしまいます。
すっごくすっごくもったいない!!

 副産物を得るのに大切なこと

副産物を得たり気付きやすくなるためには、いろんな出来事に対して決め付けてしまわないことが大切です。
例えば、意味の無い人付き合いは時間の無駄だ!とか、今日はこのDVDを借りに行くんだから、寄り道はしない!とか。
すごく合理的で無駄はないけど、副産物が実る余裕をなくしちゃっています。

友達に誘われたら、思い切って出かけてみる。
借りたいDVDの棚に一直線に行くんじゃなくて、ちょっと他の棚も見てみる。

そういう、ちょっとした思い切りと、寄り道をしちゃうような心の余裕に、副産物は寄ってくると思います。

 副産物に目を向けると、毎日がもっと素敵になるよ

副産物に気付けるようになると、いろいろなことにチャレンジする力が湧いてきます。
結果に至るまでのプロセスの中にも、結果以外にも得られるものがあるから、副産物が得られればラッキー!の精神が出てくるのです。
そして、結果にこだわりすぎなくなるので、結果だけで自分の評価を左右しなくなります
不必要な落ち込みが減り、結果に至るプロセス、つまり日々の生活を楽しむ余裕が出てきます。

人生は、結局毎日の積み重ね。
何かに至るまでの途中経過は、すべて日々の生活の中にあります
そこを楽しめるようになるには、副産物に目を向けることがとってもとっても大切なんです。

私は、摂食障害が治るのも、副産物の積み重ねだと思っています。
それについては、また別の機会に書きますね。

あなたは、過去の出来事で、副産物をゲットしていませんか??
紙に書き出して振り返ってみてください。


 編集後記

ちなみに、私の最近ゲットした副産物
  1. 足をけがして手術をしました。すごく怖くて痛かったけど、どんなに願っても体は取り替えがきかないんだと実感しました。ますます、自分の体を大切にしていこうと思いました。
  2. 長風呂しすぎて熱中症になりました。高熱が出て苦しかったけど、お風呂でも熱中症になるんだなって気付きました。何事もやりすぎはいけないなと、再認識しました。
  3. 水着になるのが嫌で、何年も海に行ってなかったけど、思い切って行きました。そしたら、自分のコンプレックスが見えなくなるくらい楽しかったです。自分で自分にブレーキ掛けて、こんなに楽しいことをせずに今まできたのかと後悔したけど、自分のブレーキを外す大切さを学びました。
@とAは、マイナスな出来事ですよね。でも、見方をかえるとこのような副産物を私はゲットできています。一見マイナスに見える出来事も、あなたに副産物をもたらしているんですよ。

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